February 27, 2009

東京マラソンに賞金

1万以上の桁になるといちいち下から「一、十、百、千、万…」と数えないと確認が出来ないのは、普段からそういった桁に接する事がないからです。3桁のぽっちがあろうとなかろうと…。


3/22に開催される東京マラソンの賞金が発表されました。

1位     8,000,000円
2位     4,000,000円
3位     2,000,000円
4位     1,000,000円
5位      750,000円
6位      500,000円
7位      400,000円
8位      300,000円
9位      200,000円
10位     100,000円
世界記録 30,000,000円(男女1位のみ)
日本記録  5,000,000円(男女国内1位のみ)
コースレコード 3,000,000円(男子1位のみ)

え〜、つまり、日本人が世界記録(2時間3分!)で優勝すると、それは日本記録だしコースレコードだから…

46000000円!(よんせんろっぴゃくまんえん!) 日本人でなくても41000000円です。すごいモチベーションになるでしょうねぇ!

今後もいわゆる国際マラソンに賞金が出るようになるそうです。背に腹は代えられないとまでは言いませんが、栄光と名誉に賞金をプラスするのはいいことだと思います。実業団選手というのもその存在が難しい位置づけになりつつあるこの国です。裾野を支えるべき企業が、社会的貢献よりも違うものにしか目が行かないようになって…
まぁその話はまた別の機会があれば…。

安田美沙子、魔裟斗、平井理央、松村邦洋…今年も芸能人枠(別名スポンサー枠)はにぎやかな事になりそうですね。
にしても曙はないだろ…! 悪趣味な見世物だなぁ…。

February 24, 2009

回らないのに

数か月間にボイスレコーダーを買った。“後でしらばっくれようと思ったってそうはいかねぇぞ。ばっちり録音しとくからな!”的な用途で買ったのだが、結局そういう展開にはならずに済んだ。気持ちのどこかでそうなることを望んでいたのだろう、ボイスレコーダーはラジオの付いたものを買っていたので、以降は携帯ラジオとして大活躍している。通勤とランニングのお供だ。

携帯音楽プレイヤーと同じで、音楽ファイルやラジオを録音できる。Mac userのくせにiPodを持っていなかったので、ちょっとiPod的楽しみもできていい。落語を聞きながらのランニングは、ペースが上がりすぎない。

ちょっと前ならCD・MD、その前がカセットテープ、オープンリールテープ、そしてレコード盤。間接的に音楽を楽しむ形態は随分様変わりした。昔はちゃんと回っていた。メディアの回転をトレースして、信号を読み取り変換していた。時間の波に乗っている音を長さに替えて記録したり再生したりしていた。つまりどれも“回っていた”。

回っているその状態が演奏している事をイメージすることができたのだが、このボイスレコーダーやiPodはどこも回らない。どこも回らないのに、数時間もの音楽を録音できて再生もできる。これがよく分からない。どうも納得がいかない。そもそもデジタルというのはそういうこと、なのだろうけれど。

CDやMDもデジタルなんだからその回転はそれ以前のものとは違う…けど、やつらは少なくとも“回っていた”。だから無理やり考えを納めていた。だって回ってるじゃん、と。

しかし考えてみればPCにおいて、CDやDVDなどの“回る”メディアに写真や書類が記録されるというのも、なんだか不思議だ。回っているのに…。

February 23, 2009

お風呂のお供

時間がある時には半身浴をする。まぁ美容と健康がどうしたとかお気に入りのアロマがどうだとか、そういうおされな事でもなくただ何となく始めたのだが、これがなかなかよい。週に2、3回くらい。

風呂用のラジオを聴く事がある。しかしこれは番組に気をつけないと、音楽番組などで大っ嫌いな楽曲が流れた時など大慌てで選局を変えなければならないので厄介だ。一日の疲れを癒すリラックスタイムに、まっとうやゆみだのYUKIだのふじいふみやなんぞという最悪なものは聴きたくはない。

CDなら落語がイイ。ジャケットの演目の後には大抵録画時間が書かれているので、目安になる。湯船に浸かって志ん朝を聴くなんざぁ、ちょっとしたお大尽気分。

活字中毒者のお供は本なのだが、いつも読んでいる文庫本や単行本は風呂には持ち込みづらい。お湯がかかったり湿気を吸ったりしてぼわぼわになる。一度ぼわぼわになると乾かしてもぼわぼわのままかぴかぴになり、二度と元の姿には戻らない。

そこで登場するのが、書店のレジ横に置いてある主に出版社発行している小冊子だ。B5サイズで60〜150頁くらい。その月にその出版社が出した新刊の紹介、その作者との対談、その周辺に関する読み物といった内容が中心で、連載小説やエッセイが掲載されているものもある。

・アスペクト(アスペクト出版)
・本の旅人(角川書店)
・ウフ(マガジンハウス)
・アスタ(ポプラ社)
・本(講談社)
・scripta(紀伊国屋書店)
・図書(岩波書店)
ざっと見たところ現在我が家にはこれらの冊子が、本棚の片隅で登場の待機をしている。

これらの冊子は“無料”、“free”とい書かれているものもあるが値段の付いているものもある(80〜250円)。値段が付いていても、大抵の場合“ご自由にお持ちください扱い”がされている。値段の所にテープが張られていたりマジックで消されていたりする。まぁ半分宣伝みたいな冊子だから、お金はいいやと、出版社側なのか書店側なのかは分からないが太っ腹な事してくれちゃってるので、こちらはお言葉に甘えて頂いてくる。ただなので、湿気を吸おうがぼわぼわになろうが構わないのだ。かくして出版社刊行の冊子はお風呂の友になる。

昨日行った書店では、こういった冊子を手にするのが初めてだったので、レジのお姉さんに確認を取った。冊子は、そのまま持って行ったら万引きかと思われるくらいにちゃんとした作りなのだ。
「これってタダなんですか?」
「少々お待ち下さい」(あ、しまった。新人さんだ…)
「お待たせいたしました。こちら全て無料になっていますので、どうぞお持ちください」
「そうですか、じゃぁ頂いていきますね」
「袋にお入れしましょう(ありゃりゃ…)。 ありがとうございました。またどうぞご利用くださいませ」

タダなのに…すまんすまん。

February 20, 2009

カゼヲキル 〜助走〜

マラソンや駅伝などのテレビ中継での、ソフトでポジティブな解説でお馴染みの増田明美さん初の小説です。

御自身をモデルにしたのかと思われるような、純朴で走ることが大好きな女子中学生が主人公です。大きな可能性を秘めた原石である主人公がこの巻で発掘され、この後『激走』『疾走』と磨かれ成長していくようです。

小説のプロが書いた作品ではないので、多少引っかかる所はあります。表現がくどいところがあったり説明が足りないところがあったりもします。しかしそれを補ってあまりあるのが“走り”の場面です。そこはさすが走りのプロ。走ることのワクワク感(この巻では中長距離です)を活き活きと表現しています。

小学校高学年から中学生あたりの読者と想定して書かれたそうです。ちなみに私は約2時間ほどで読み終えました。昔NHKで夕方に放送されていた少年ドラマシリーズのような、少し懐かしいテイストも感じられます。まだまだ荒削りで、裸足で野山を駆け回っているかのような主人公と作者。この後オリンピックを目指すらしいので、この先が楽しみです。

しかし如何なものかと思うのがこの表紙のイラスト。増田さんのイメージを残しつつ純朴な少女の表情を表現したのでしょうが…これは中学2年生には見えません。せいぜいが小学3年生くらい。惜しかった〜。

(講談社 1350円)

February 19, 2009

どーでもいいこと ---名札---

小売り接客業に従事している店員さんの胸に名札か付けられることが多くなった。だからどうという事は全くないのだが、いつも行くスーパーのレジのおばちゃんが意外とかわゆい名前だったりすると、ちょっと和んだりする。ちなみに今日行った新宿のスーパーのレジのお姉さんは劉さんとパクさん。
「イラサイマセ〜」

『私は笑顔での接客を心掛けます! SMILE!』と書かれた名札のお姉さん。視線を上げて見たら、で〜っかいマスクしてたし。う〜む。