September 19, 2007

二科展に行きました

 仕事で川崎に行く途中、ちょっと寄り道して二科展を見に行った。ここには友人と言うか先輩と言うか、そんな方が会員でいらっしゃるので、毎年招待券を頂いていて、有り難い限り。今までは日本芸術の聖地(?)、上野にある都美術館で開かれていたのだが、今年から、例の話題沸騰の新国立美術館で開かれることとなった。展覧会もそうなのだが、この美術館自体が、まずは注目。

 とはいえ、何だか石原慎太郎のしたり顔や黒川記章のへんてこ顔が目に浮かぶようでちょっと気に入らないし、まぁ全体的にお高く止まった感は否めないので、私なんぞは“しゃらくせぇんじゃねぇの”と感じてしまう。

 作品を観賞する空間としては、上野の美術館の方がキモチがいい。
 

 二科展には彫刻、絵画、写真、デザインの部門があるのだが、友人は彫刻家。二科と言えば、八○亜紀だの五○みどりだの工○静香といった芸能人ご用達の絵画部門が有名だが、そんな連中が入選する程度なのだから、絵画部門のレベルは知れている。カルチャーセンターの発表会に毛が生えた程度。お金を払ってまで見る価値はない。しかし彫刻は違う。

 実際に彫刻作品を見ると分かると思うのだが、彫刻というのは素材と格闘しているのがよく分かる。かなりの修練とかなりの覚悟が必要な行為だ。生半可な思いで出来ることではない。間違っても芸能人が片手間で入選する世界ではないのだ。これでいいのだ。



 ついでに、ちょっと時間があったのでデザイン部門を覗く。
いやぁ〜、びっくりしましたね〜。高校の美術部から専門学校の文化祭レベル…がっくりである。招待券でよかったぁ ^-^; 技術的にはつたないし、感性なんて私が学生の頃とほとんど変わりがない。いやはや…。

 感覚的に30年前で時間がストップしたような作品を見ていたせいで、タイムアップ。写真部門はパスした。結局(写真部門は未見だが)、二科は彫刻に限るね。



Posted by kojiyan at 10:29:41 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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