April 01, 2009

助走 激走 疾走


以前紹介した増田明美さんの小説『カゼヲキル』三部作の残り二冊を読みました。一冊目と同じようにどちらも2時間くらいで読めてしまう小中学生向けと言ってもいい小説です。日頃はミステリや冒険小説、時代小説など、はらはらドキドキの大どんでん返し! みたいな小説を読むことが多いのですが、たまにはこういった小説もいいですね。なかなか爽やかな作品でした。

中学生の原石が転がり磨かれ高校を経て(都大路!)、実業団に入り(全日本駅伝!)、やがてオリンピックのマラソンを目指すという内容です。約10年の山あり谷ありの陸上生活をこの3冊でまとめるには、いかにも分量が少ない…。この倍の分量で書きこんだらかなり読み応えのある青春小説になったんでしょうが…そうなると、もっともっと技術が必要なんでしょうねぇ。

相変わらず躓いたりオーバーランしたようなところもあるのですが、目の前を足の速〜い1人の女の子が、さぁ〜っと駆け抜けていったような爽快な小説です。軽やかな作品、お勧めです。


カゼヲキル


Posted by kojiyan at 19:25:50 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments

御座候:

スッゲーー!! 疲れないし気持ちいいし何なのコレwwww
不感症だった俺が、お姉さんにまかせてるだけで一瞬でドピュっとしちゃったわwww
イク瞬間思わず「なあぁぁうふ!!」って大声出たしwwwwww

http://mattari.churappa.com/
(April 06, 2009 11:52:57)
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